グザヴィエの映画は映像の溜息のこぼれるような美しさにいつも圧倒される。
特に何度か登場する逆光のシルエット。
横顔、髪や産毛が透けて見えて印象的だった。
トムが走って逃げる2つのシーンで画角が変わる。それによってスピード感が増した。驚いたけどすごく効果的だった。
これでもかという位の顔のクロースアップも、出演者がみな美しく繊細な演技をするから成立するのだろうな…
物語も先の読めない展開に脳みそは始終フル回転していた。
それでも明かされない謎の断片を集めるのにワクワクした。
途中で何が本当のことなのか分からなくなって混乱する。ギョームの死のことだけでなく、トムのことも。面白かった。
この映画をみた人とこの真相について語り合いたいと思った！
何度もみたい。
