このレビューはネタバレを含みます
まずひとつ言えるのは……
この映画はシュワちゃんとスタローンを吹き替えで楽しむためだけの映画。ほんとにただそれだけ。それ以外はあんまり期待しなくていい。
スタローンの頭がアホほど良い。
なんだその回転の速さはってくらいとんでもない。
発想も凄まじいし、脱獄のギミックを聞いてるだけでもワクワクするレベル。
その代わり、シュワちゃんの頭がなんかおかしい。
スタローンが脱獄のヒントをつかむために陽動作戦の実行役になるのはまだ分かるのよ?
作戦はスタローンに任せて、シュワちゃんはそれを可能にするために動くっていう流れは実に自然だ。
でも!
だとしても!
手段が荒すぎるんだよ!
唐突に喧嘩を起こしたり、わざと所長を煽ったり、しまいには神に祈っていよいよ狂った振りをする……
……お前今までそんな感じやったんか?
急にそんなことして看守やら所長に感づかれないのか?
それが気づかないんですね!この無能共が!
看守長は脳筋だし所長は勿体ぶって喋る以外に何にも出来ねぇし……(声優が青山穣さんだから迫力があって逆に余計笑えてくる)
何故カメラが何台もあるのに問題を起こした奴を映してるモニターを複数人で凝視するのよ!他にもカメラあるよ!見なさいよ!
最終的にはシュワちゃんもスタローンも仲良く力を合わせて脱獄します。
まぁ、力を入れずに見た方がいい映画なのは間違いない。
嫌いではないのよ。
あと、つい最近気づいたんだけどこれポスターでハチャメチャにネタバレしてんだね。
大丈夫なんだろうか……