白ゆき姫殺人事件のkwskのレビュー・感想・評価

不思議な映画だった。

事件の不可解さはさておき、人物の描き方が面白かった。インタビューという複数の主観的な第三者目線によって語られる人物は、それこそ歪んでいたし、それがニュースで取り扱われることで生まれるのは、不気味さである。

とりわけこの映画で良かったのは井上真央。あの薄幸さは何にも代え難い魅力！
また片田舎での蝋燭信号は、悪意を感じる扱いだったツイッターの情報量や方向性の無さと比較せざるを得なく、暖かさがあって素敵だった。