湊かなえ感がプンプンしてて、女の花園の心理描写の面倒くささと、ネットの界隈の糞ヤジ便乗に振り回されるテキトーな世間のノリが、とても衆愚的で軽快だった。
ただ主役が内向的なパーソナリティのキャラの割に、屈折した部分がそれ程なくピュアすぎじゃないと、最後にもう一段階くらいのオチを期待してしまったけど、素直な感じでまとまっていたので、拍子抜けした部分もあった。
「告白」がかなりぶっ飛んでだけに、比較してしまうとどうしても薄味になってしまう。
ところどころに、リンゴのギミックがあることには途中から気付いた。