学費と生活費を負担していた父親が蒸発したことで、想像もしていなかった事態に巻き込まれていく大学生の話。
東京に限らず、身内がいなくて住む場所がないと、社会というのは生きづらい。まとまったお金がないと、家も借りれない。東京だとネカフェがあるが、そんなものはない地方部だとどうなるんだろうって想いを馳せたり。
こういう状況に陥ってるからなのか、人と人の繋がりとかそういうものを大事にする主人公を応援したくなってしまう。
闇金が絡まないウシジマくんのエピソードみたいだなと少し思った。
映画の終わりに主人公が前へ向いて去っていくところに希望の片鱗を感じてエンドロール。いろいろと考えさせられる映画だった。