犯人です

邪願霊の犯人ですのレビュー・感想・評価

邪願霊(1988年製作の映画)
2.7
【あらすじ】
アイドルのプロモーション作戦を追跡するうち、不可解な事故が続出し死傷者まで出たため、真相究明に乗り出したテレビ取材班。そしてカメラが捕らえたものは、なんと亡霊の姿!はたしてこれは事実なのか、それともフィクションなのか?

『良い点』
・フェイクドキュメント

『悪い点』
・目新しさがない

(まとめ)
今作品はJ-ホラーの元祖と言われているらしいです。同時にフェイクドキュメンタリーの先駆けと言ってもいいでしょう‼︎
元祖と言われるくらいなので、どんなものか気になって視聴しました。
———フェイクドキュメント———
今作はフェイクドキュメンタト形式で物語が進行する。今となってはそこまで珍しいものではないが、昔の作品にも関わらずリアルなドキュメンタリーに似た出来栄えになってます👍👍
現在のJ-ホラやフェイクドキュメンタリー映画で見られる工夫や設定、見せ方などをいたる所で見ることができます。
今作が後のJ-ホラー映画に大きな影響を及ぼしたことが分かるでしょう‼︎
また、インタビュアーが質問を噛むシーンが何箇所かあるのですがそこも細かいですがリアルで良かったです😆
爆破のシーンはさすがにぶっ飛んでましたが…

———元祖の宿命———
フェイクドキュメンタリーの教科書と言われるだけあって基礎はしっかりしているが目新しさは皆無😂😂
現代は基礎となる設定や手法を試行錯誤でアレンジした映画が沢山出ています。
なので今現在見ると特別面白い作品とは言えませんね…
『リング』や『呪怨』でさえ、今となっては古い作品という認識ですから…

———最後に———
この作品のパッケージに竹中直人がデカデカと映っているのですが、ほとんど姿現しません。
ラストにチラッと映るくらいです(笑)
個人的には教科書的な映画だなと感じつつ、昭和の雰囲気を感じ取れたのは面白かったです‼︎
(会議中のタバコや昔の新宿駅など)