このレビューはネタバレを含みます
ロバート・デ・ニーロとジョン・トラボルタの豪華な共演が話題となった本作。
しかし、豪華な共演を脚本が活かしきれていません。
全体的にスピード感がなくもっさりとしている感じ。
人間ドラマなのかアクションなのかサスペンスなのか焦点がハッキリしてないです。
二人が和解に至る過程も浅すぎて唐突で納得出来ないです。
アメリカは寛容ですとでも言いたいのかなw
晩年を迎えても体当たりの演技のデ・ニーロは素晴らしいですし、トラボルタのヘルメットみたいな髪型に髭が繋がったセルビア人の造形もハマっていました。
ラストは余韻を感じさせる個人的に好きなラストなのでもう少し中盤がしっかりしていたらなと残念の極みです。
あらすじからウィリアム・フリードキンの「ハンテッド」のような展開を期待した私にはちょっと消化不良でした。