アルルカンベア

それでも夜は明けるのアルルカンベアのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
3.6
✴️映画人ブラッド.ピットの
心意気に感服‼️😆😆😆👏

ブラッド.ピットが出演することで
予算が集まって製作に
漕ぎ着けることができた作品

アメリカ人が自分の国の
過去の黒歴史?汚点?に
向き合った作品製作に
カネをかけてスポンサーに
なるわけないもんなぁ。。😓

ブラピはアメリカ人🇺🇸であるが
それ以外はアメリカ人以外ばかり

*監督 S.マックィーン(イギリス🇬🇧)
*主人公 C.イジョフォー(イギリス🇬🇧)
*前農園主 B.カンバーバッチ(イギリス🇬🇧)
*後農園主 M.ファスベンダー(ドイツ🇩🇪)
*女奴隷 R.ニョンゴ(ケニア🇰🇪)

ブラッド.ピットが名乗りを
上げなければ、到底製作には及ばず

あえて名乗りを上げ
本作を完成させ、
全世界に作品の価値を問うた

映画人ブラッド.ピットに
惜しみなく賞賛を捧げたい‼️

✴️アメリカ奴隷制度の
残忍性、非人道性を描く😱

誘拐されて南部の農園に売られた
自由黒人ソロモン・ノーサップが
12年間にわたる壮絶な奴隷生活を
綴った自伝が原作

"理不尽かつ壮絶"と言う他なし
言葉にならない怒りとやりきれなさが
こみ上げてくる内容で
鑑賞していても五臓六腑が
キューっと締め付けられる。。

ルピタ・ニョンゴは、
農園主による性的な搾取と
暴力を受ける女性を演じ
圧倒的な存在感を発揮‼️

奴隷たちが鎮魂歌を歌うのは
同胞が綿花採取の作業中に
過労で命を落としたからだが

「死」というのは
彼らが解放される唯一の方法

奴隷に身を置く彼らにとって
「死」はある種の「救い」であり

だからこそ、
彼らはこの伝統的な
霊歌を力強く歌いあげている。。

それでも、主人公は
自分は生きなければならない‼️

どうしても家族の元に
戻らねばならない‼️

目の前で命絶え、
土の中に眠る同胞のように
はならないのだ‼️と

強く噛み締めるような
そんな様々な感情が入り混じる
言語化できない心境を
見事に表現している😆


✴️エンドロールに入る直前に、

彼が北部で奴隷解放のための
活動家として演説をし、
そして奴隷が南部から
脱出するのを
手助けしている組織を援助
していたことが明かされる。。