みけ

それでも夜は明けるのみけのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
4.0
音楽家で自由黒人だったソロモンがある日騙されて奴隷として売られる。
自由の身になるまでの12年間を描いた作品。

ベネディクト・カンバーバッチが演じる最初の主人は心優しく奴隷達の状況にも同情的。
しかし、決まった制度には逆らえず、自分や家族の生活を守る為、賢すぎるソロモンを手放してしまう。

マイケル・ファスベンダー演じる2番目の主人は打って変わって残忍な性格。
若い女性奴隷を愛人にし、嫉妬深い夫人には頭が上がらない。
残忍な行動をしながらもいつも泣いてる様な表情が印象的で彼も弱い人間なんだなと思った。

自由黒人、奴隷、農場主の愛人になって贅沢な暮らしをする者と格差があったのにも驚いた。
これは真実。そして今でもこういう人達が居るのかもしれないと思うとゾッとする。
みけ

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