#014-2014
黒人音楽家ソロモン・ノーサップが体験した、12年間にも及ぶ奴隷生活を綴った『12 Years A Slave』を原作としてこの作品、間違い無く個人的今年のベスト10に入る程の作品でありました。何と言っても、ソロモン演じるキウェテル・イジョフォーとパッツィー演じるルピタ・ニョンゴの二人に惹き込まれてしまいます。二人の圧倒的な存在感に、他の役者の存在を忘れてしまう程。と言っても、ポール・ダノやベネディクト・カンバーバッチ、ブラッド・ピット等はほんの少ししか出てきませんが、美味しい役所ではありますｗ 一つ問題があるとすれば、12年間に渡って奴隷生活を強いられていた筈なのに、その年月が全く感じられない事。見た目的には1年位しか時間が経ってないような感じなのが残念。服もそんなに汚れないし…ｗ
それにしても前作『シェイム』に引き続き、スティーヴ・マックィーン監督、凄い作品を撮ってしまったものです。アメリカにおける黒人奴隷問題と言えば、リチャード・フライシャー監督の『マンディンゴ』を思い出しますが、それに匹敵する程の静かなる傑作なのでは？と思うのですが、未だに続く差別問題が、この映画を撮ったのがアメリカの黒人監督では無いと言う現実の中に“生きている”のかも…
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