アカデミー賞作品賞受賞、おめでとうございます。
奴隷制度という闇に真っ向から挑んだ傑作でした。
「ヘルプ」で描いたコミカルさも、優しいドラマもこの映画にはない。ある日まで自由に生きていた男が拉致されて奴隷に。主に逆らえばムチで背中を打たれ、肉と血が丸見えで見るものをゾッとさせる重いドラマ…でもこれが現実。
奴隷制度については少ししか勉強したことなかった。この映画を見て無知である自分が恥ずかしい。
ルピタ・ニョンゴがムチで打たれるシーンは本当にこっちも痛く苦しくなった。女優賞受賞に相応しい演技でした。
最後の最後は安堵の涙が流れました。長回しによる撮影によって、その場の臨場感を味わったからこその涙です。素晴らしい映画でした。
