人は誰でも育ってきた環境や親の影響を強く受けている。
良い影響の時もあれば、もちろん悪い影響の時もある。また小さな頃の疑問がずっと解決できない時もある。
いつ、それに気付き、向き合うか。パメラの場合は、ロスの気候と、自分の書いた物語を人を通じて客観視させられていく、この映画化の時だった。
なぜこだわるのか、なぜ守り抜くのか、昔を懐古しながら確認していく方法はとても好感が持てた。
トム・ハンクスとエマ・トンプソンは、さすが。トム・ハンクスが演じてる事をちょこちょこ忘れてみてました。エマ・トンプソンも頑固だけど一途で、でもどこかコケティッシュで憎めないパメラを好演してました。この人の役の幅はメリル・ストリープと並ぶと思うのは私だけ?
おばさんは魔女みたいに表現されていたけれど、パメラはおばさんそっくりだし、メリーにもその血が流れてる。きっとおばさんに救われたのだろうと思わせてくれるのも嬉しい。
邦題、なんか違うなあ。