栞

ウォルト・ディズニーの約束の栞のレビュー・感想・評価

3.9
メリーポピンズを書き続けることはパパに対する贖罪でもあったんだよなぁ。
バンクス氏は自分であり、父であり、過去であり、現在でもあった。


結局アニメーションも口ひげも譲歩はしなかったけれど、彼女の根の部分にあるものと確信的に根付いているところは、ウォルトさんが、スタッフが、ちゃんと汲み取った上でシーンを通して彼女を救ってくれたんだ。


ウォルトさんがメリーポピンズを愛する気持ちは本物だったんだと感じ、メリーポピンズを見るにあたって新しい視線から見るためのステップに相応しい作品だった。
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