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大統領の執事の涙のlovepeaceのレビュー・感想・評価

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)
3.7
2014年公開のアメリカ映画。
黒人差別を題材にした実話に基づいたドラマだそう。

日本のような島国に居ると、日常で黒人差別を目のあたりにする事もないので映画をみて知る事実が多い。
同じ人として生まれて酷い差別や虐待を受けての悲しい心情は長い歴史の中、深く計り知れない。
映像でさえ目にする度に心が萎縮する。そして人の愚かさと傲慢さに呆れ果てる。
まだまだ知るべきことは多い。

「客の目を見て望みを知れ」「相手の心を読め」「ボスが思わず微笑むように」「白人用の顔と自分の顔を持て」
「ハウスニガー」という言葉は知らなかった。

オバマ大統領が勝ち取った栄光は、そんな長きにわたる過去の黒人の命をかけて、そして身近な抵抗からの積み重ねの歴史なんだね。

ひとつ釈然としなかったのは、彼がホワイトハウスの執事になれるほど魅力的な振る舞いをしていたかどうか、私にはそれほど圧倒的に読み取れなかった。感性不足なのかな。

ヨーロッパで、アジア人と言うことで多少の嫌がらせをされた事はあったけど。日本人だと知ると少しは見方が変わった。若い人では漫画ファンが多かったせいもあったけど、今ならアニメなのかな。
アニメは見ないけど、世界中にファンが居ることで遠回しに私も恩恵を被ってるのだろうな。
世界に出たら日本人も有色人種なんだもんね。
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