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大統領の執事の涙のCOZY922のレビュー・感想・評価

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)
4.3
大統領の執事を務めながら見聞きする歴代の人種差別問題の取り扱い、また、仕事を通して自らが直接味わう黒人への侮辱や差別。そして息子や妻との家族愛と確執。人種差別問題を描いた映画としても、家族愛を描いた映画としても、いい作品でした。ラブロマンスやサスペンスと違って起承転結や盛り上がりの少ない淡々とした調子で話が進みますが、味わい深いものがあって、退屈感は全くなかったです。他のかたのレビューにもありますが、感動というより感慨に包まれ、最後のほうはジワリと涙が出てきました。人種差別問題を扱った映画としては、遠い夜明けほど重くなく、ヘルプ心がつなぐストーリーよりemotionalに刺さった。主役のフォレスト・ウィテカーの表情と演技が光ります。
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