ささのき

大統領の執事の涙のささのきのレビュー・感想・評価

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)
5.0
良作良作良作〜〜〜〜!!!
終盤ボロボロ泣きながら見てしまった

オバマ氏が大統領当選したのが私が中学生の時くらい 
あの時「すごいことだな〜おめでとう」って思ってた自分の感性間違ってなかった!! 本当にすごいことだったんだね 改めて学ばさせてもらった

アメリカ史って遡れば遡るほど今国を仕切ってる人たちに、必死に史実を隠されて美談にされちゃうから、こういう泥臭くて生臭い闘いがあったんだってもっともっとリアルに描いていっぱい作品出てほしい

お父さんは『息子がやってることは正しいことだが、時世を読んで賢くやれ』って考えてるかと思って見てたのに、終盤差し掛かったあたりで全然そんなことなくてびっくりしてしまった
『息子は犯罪者ではなくヒーローだった』って気付くまで、被差別者の自分の中にも差別意識(「正しい」と主張してはいけない、そもそも「正しい」ことではない)があったんだな
そういう風に社会に教育されてたんだ…
本当に歴史が憎い

大統領たちが各々どういう立場と政策で差別問題と向き合ってきたか詳しく知らず、ところどころ調べながら見れたのでおうちで見る向けの映画だったな
差別問題の観点からアメリカ史を学ぶと、各大統領に対するイメージ全く変わるのでこれからもどんどん勉強していきたい



あと本編全然関係ないけど家族仲が悪い時戯ける弟の気持ちが痛いほどわかってグッときた
特に兄弟と親の関係が悪いと末っ子ってそういうの得意になっちゃうよね
どっちのことも批判せずどっちの味方にもなれちゃう 自分の意見だってあるのに うぅ…いい子だ… 君もヒーローだよ
ささのき

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