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ダラス・バイヤーズクラブのわちのレビュー・感想・評価

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)
3.8
アカデミー賞で主演助演ダブル受賞を果たした、実話を基にした作品。
エイズにかかったマシュー・マコノヒー演じる主人公・ロンの、破天荒で不器用ながらも強く「生きてやる」という思いが、知らず知らずのうちに周囲を巻き込んでいく様子に素直に感動できる良い映画だった。ある意味、難病モノとも捉えられるストーリーだが、主演助演の2人のキャラクターだったり、入手した薬でしっかり商売をしたりするところだったり、重すぎず軽すぎない、そのバランスが好印象だった。
特に、スーパーマーケットでの首絞め握手シーンは最高。観ている方も爽快だし、ロンにとっては過去の自分との決別でもあるんだろうな。
フワフワしてるようで実はどこか達観してるような、ロンとは対照的な存在のレイヨンを演じるジャレット・レト、実は今まで名前を知らなかったが、『ファイトクラブ』でボコボコに殴られていた金髪だと知ってびっくり。トランスジェンダーの役どころだが、女性の恰好も、一瞬出てくるスーツ姿もキマっていた。
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