原作を読んだ直後に鑑賞したので、細かい台詞などが同じだったりしたことに気がつけた。
ただし設定は少し変えている。
主人公オッドの家庭環境や、
恋人ストーミーの少女時代の過去など。
原作同様シリーズものにするなら、触れなければならないけれど、これ単体で観る分には問題ない。
その辺りの説明がないのが逆にテンポ良く展開する ことに結びついてたように感じた。
600ページ近くある原作を二時間位によくまとめたと思う。
それ以外は、台詞同様殆ど忠実なので、原作好きな方が観ても裏切られるような事はないかと。
主人公オッドを演じたアントンくんは、今までどちらかというと「草食系男子」のイメージだったので、ああいう可愛い彼女もいるヒーロー的な役もできるんだと印象が変わった。
オタクっぽさはなくて、わりと骨太。
かと言って典型的な肉食系男子でもないので、新しいタイプのヒーローかな。
オッドの大切な彼女ストーミーをはじめ、出てくる女の子がみんな可愛いかったなあ。
ボダッハは原作読んでても造形がイメージできなかったんだけど、映像見てするっと納得。
ラストは映画も原作も同じ。
原作読んだ時には何故か胸がきゅうっとなってしまった。
こういう結末は他にも何度か観たり読んだりしてるのに。
大人の事情(金銭関係)でアメリカでは劇場公開されてなく、日本でも一週間限定の公開など、いろいろ勿体無い。