あやこ

そこのみにて光輝くのあやこのレビュー・感想・評価

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)
3.5
終始鬱々とした雰囲気と退廃的な色気が付き纏う。

目を背けたくなるような描写の中で
拓児の底抜けの明るさに救われる。

笑い合い寄り添う3人が幸せそうなのに儚くて
あと40分、30分…このまま何も起きないでと
切に願いながら観てしまった。

「そこのみにて光り輝く」
愛する人の傍でなら輝けるという意味にも
所詮はそこでしか生きられないという意味にも受けとれるラスト。

そこが底と言うならあまりにも悲しい。
あやこ

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