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アバウト・タイム 愛おしい時間についてのmiikのレビュー・感想・評価

4.0
主人公のティムがタイムトラベルの能力を持っているという前知識はあったので、『愛おしい時間について』というサブタイトルとパッケージのティムとメアリーから想像するに、ティムがタイムトラベルを繰り返して四苦八苦しつつもどうにかメアリーの愛を勝ち取ることがゴールの物語かな?と最初は観ていた。実際は、ティムとメアリーの物語とティムと家族の物語の2本柱だった。無事ティムとメアリーは結ばれるが、ティムが家族に起こった出来事を解決するために過去に戻ると、また別の問題が生じてしまい、人の未来を変えることには限界があるのだと知る。同じくタイムトラベルができるお父さんとのやりとりがいい。お父さんが薦めるタイムトラベルの使い方が好き。愛おしい時間を作るのは自分だと、1日1日を丁寧に生きることの大切さを改めて教えてくれた作品だった。タイムトラベルのルールがアバウトな所はご愛嬌。レイチェル・マクアダムスがとても可愛いらしい。初老の学者を演じるビル・ナイもパイレーツのインディ・ジョーンズ船長とは思えない素敵さ。インテリアもおしゃれでお金さえあれば真似したいと思った。
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