マークウォールバーグ主演。
ここ3日間でアフガン戦争ものは2本目、
マーク主演の映画も2本目ですが、
圧倒的に本作の方が良かったです。
予備知識なしで見ましたが、
本作はネイビーシールズ史上最大の悲劇「レッドウィング作戦」にて実際にあった話の映画化。
作戦失敗による後退戦で、
3人の仲間を失い、命からがらに逃げた1人の兵士が、アフガンの人々による救われる。
普段宗教なんて大嫌いだし、
表面上だけでイスラム教なんて特にクソだと思っていたが、2000年続く「パシュトゥーンの掟」というものがあり、
それによってこの兵士は救われたとのことで、目からウロコでした。
その掟は以下の通り。
『助けが必要な者には、どんな人でも、自らの命を懸けて助ける』
自らもタリバンとの戦いで命が危ない中で、見ず知らずの敵兵を助けるまで浸透したこの愛溢れる教えは凄いなあ、ただただ感心。
大体の映画では、
イスラム教徒や中東アラブ人は、
悪役で解釈されてしまうが、先入観もったらいかんね。
こんなに良い教えと良い人たちもいるというのに。
そして、またマークウォールバーグの熱演が良かった!「ザ・ファイター」が一番だと思っていたが、本作の方が良いのでは。
エミールハーシュ出てたのも嬉しかったが、割と早めに…。
中盤の長い銃撃戦も魅力的だが、
ストーリーや流れでいったら並み。
やはり「地獄の黙示録」「フルメタルジャケット」と比べたら、インパクトでは叶わない。
ただ、上記の通り、
イスラム教徒に対する(てか、パシュトゥーン人に対する)偏見を正してくれたので、個人的にとても価値がある映画でした。
最後は目頭熱くなった。