そりっどあいぼりー

ローン・サバイバーのそりっどあいぼりーのネタバレレビュー・内容・結末

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

生きるか死ぬか究極の選択を迫り続ける2時間で息つく暇がない。まさに生きることは常に選択することである。ピーターバーグの過剰すぎる演出は、戦闘が始めってから所々で鼻に付くが、それをかき消すほどの圧倒的で苛烈な戦闘描写、痛覚描写。岩石を転がり落ちるところは痛すぎて死んでしまうのではないかとハラハラしてしまう。銃撃による人体破損もきちんと描いており、悲惨さもわかる。また、アフガンの人々も同じように究極の選択を行うことで、対等な立場として描いているのが素晴らしい。また、意外であったが、戦闘が始まる前までの演出が非常に詩的で美しい。コラテラルという作品を忘れていたが、このような映像も監督は撮れたとは。そしてそれとのギャップで、後半一方的にボコボコにされるネイビーシールズという対比が効く。これは、今年のアクション映画の枠組みの中でも、文句なしに最高傑作。

本当に面白い。
いや、本当に痛い。激痛映画。