構えずに見れるのに話の深さに感慨深くなれるシリーズ。
ニモ・ドリーのハンディキャップに、今回は施設送りになったコンプレックスや傷を負う生き物達が加わって、とにかく明るいドリーがみんなを巻き込みながら前向きに生きていく話。
難しいこと考えずにとにかく動いてみる。偶然の出会いを楽しむ。ドリーに教えられることは結構あった。
涙一回。
前回のドリーのクジラ語など不明瞭だった部分もしっかりと拾い、作り込まれている感じ。
ピクサーのキャラクター性、躍動感、映像美、深いセリフ回し、脚本はやはり逸脱している。
前回はマーリンの真面目でネガティブな所が嫌だったがとにかくニモが愛くるしかった。今回はドリーが覚えてたり覚えてなかったりちょくちょくブレるとこもあるが、ポジティブシンキングな前向きさでバランスが取れている。
何しろパーフェクトエンディングなのが気持ちがいい。
結局誰も傷付かないし、誰も見捨てない。