このレビューはネタバレを含みます
あらすじで気に入ったのとクリプラが出てるというだけで選んだけれど、想像以上に良かった。
精子提供で生まれた533人の子供、一部の子供が自分に会いたくて裁判沙汰、というだけでかなり惹かれるものがあり、そこに借金や恋人の妊娠等の問題が絡み、短尺ながら濃い作品だった。
変に感動させようとはせず、デヴィッドが彼なりに考え悩み、彼なりの答えに辿り着くまでを丁寧に描いている。そう言った主人公の行動や魅力的なキャラクター、様々な枷等、基本に忠実な作品でありながらここまで面白いのはすごい。