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オール・イズ・ロスト 最後の手紙のdbのレビュー・感想・評価

4.0
スマトラ海峡3150キロで遭難した1人の男の姿を通して、生きることの意味を問う海洋ヒューマン・アドベンチャー。
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映画史上、もっともセリフの少ない作品かもしれないってくらい主人公が言葉を発さなかったのが印象的な一作。

作中では、衝突、浸水、無線の故障、嵐のような悪天候などありとあらゆる困難が主人公を襲う。ただでさえ、飢えや渇きに加え孤独との戦いなど極限状態にあるのに、このような困難に陥ったら、発狂、果ては生きることさえ諦めてしまいそう。

この作品では、どんな状況下にあっても「慌てない」「落ち着いて行動する」というのがどれだけ大事で自分を救うことになるかを学ばせてもらった。教訓という意味でも一見の価値がある作品だ。
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