宮戸フィルム

寄生獣の宮戸フィルムのレビュー・感想・評価

寄生獣(2014年製作の映画)
4.0
漫画原作ものは、どう物語をまとめるか、設定をどう納めるかなどが重要としているように思いますが、こちらの「寄生獣」は成功している模様。
よくある手法として、原作にないキャラを増やし、そいつにまわさせる漫画映画が多いなか、この作品は登場人物を減らし役割をちりばめ、漫画未読の人も見て楽しめる映画に仕上がってるのではないかと思う。
山崎監督の癖か多少演出が大袈裟に感じる点もあるが、漫画同様、容赦ないグロテスク描写が作品全体に緊張感を与えていて尚、良し。

完結編が実に楽しみです。

阿部サダヲのミギーも悪くない。平野綾には及ばないが。