matsushi

イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所のmatsushiのレビュー・感想・評価

3.9
なんだろう、すごい泣いた。ただクロエモレッツみたさにみた映画だったけどこんなにも泣かされるとは。

夢と恋愛はどうしてこんなにも行き違うものなんだろうか。そういうの大好物。

おじいちゃんのセリフがとても人生の教訓になるものだった。
「愛するものには犠牲を払うもんだ」
このセリフを聞いた時もう涙腺がぶっ飛んだ。

家族が事故に遭い、その後の病院で霊体として動き回るミアがみる主観を主軸として、話が進み所々に以前の幸せな日常や不幸せな日常が映し出されるという時系列がごちゃごちゃな作品なので、そういうのが嫌いな人はあまり好まないと思う。けど自分はこの手のストーリー展開が好きなのですごく入り込めた。過去の話の時のぼかしが強いのは結構好きな演出。

大切なものを失うとどうにかして自分も消えたいと願うのはとてもよくわかる。それをどう選択するのは自分の自由であるけれど、まだ自分を必要としている大切にしてくれている人々もたくさんいる。それを再認識させてくれた。

ミアとアダムのイチャイチャにはキュンキュンが止まらないし、事故にあった後は涙が止まらない。

ただ、終わり方をもうちょっと、しっかり決め込んだ方が良かったのかなとは思う。たしかにタイトル的にもあの終わり方が歯切れの良い美しい終わり方だし、自分的には好きだったので悪くはないけど、なぜ?と思う人は多いと思う。もう少し詳しく、そしてその後の話も少し入れたら良かったとは感じる。

心を浄化したいときにもう一回みたい。
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