シリアスな映像のドキュメンタリー。水族館のシャチがショーの最中に調教師を襲った事件から、シャチの生態について、水族館での管理や調教の仕方などの真実に迫る。世界には50頭のシャチが飼育されてるらしく、そのうち鴨川シーワールドで4頭が飼育されてると聞いて気になった本作。
自明の事だけど、元々自然界にいた動物が小さな水槽に閉じ込められ、家族とも引き離されて生活するのは監禁に近く、ストレスが大きい事が分かった。元々はBlack Fishと呼ばれ、神聖化されてたシャチだったのに、いつの間にか忘れられて、人間の利益のためにシャチを飼育するような事があってはならない。一方で水族館でシャチを展示する事で人間が海の生き物に触れ、生態を知る事にも繋がるので、水族館＝悪と捉えるような編集の仕方が少し気になる。
動物が好きな身としてはかなりショックな真実だったし、ペットを飼うのもある意味虐待に近いのかなと考え直してしまった。
