ブルーノ

ラヴレースのブルーノのネタバレレビュー・内容・結末

ラヴレース(2013年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

 ハードコアポルノの代表作として名前をよく耳にする『ディープ・スロート』(未見)。本作は、その主演リンダ・ラヴレースの伝記映画である。

 70年代を舞台にした映画ということで、映像のルックや美術へのこだわりが見えるものの、やはり同じポルノ業界を描いた『ブギーナイツ』や、70年代ハリウッドを舞台にした『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『リコリス・ピザ』を見たあとではどうしても見劣りがしてしまう。また、うまく言語ができないが物語の構成に明らかな欠陥があるように感じた。

 物語の後半は、男性の有害性全部盛りのような内容で、同性として自分の性別を呪わしく思うくらいにかなり応えた。ラヴレースを演じたアマンダ・セイフライドは良かった。

 最後に、本作を補完する作品として、前述したPTA『ブギーナイツ』とミロス・フォアマン『ラリー・フリント』を挙げておく。
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