むらかみ

アゲイン 28年目の甲子園のむらかみのレビュー・感想・評価

アゲイン 28年目の甲子園(2014年製作の映画)
3.6
ところどころ演出や言葉選びが古臭く真面目っぽいけれど、現代パートの中心となる中井貴一と波瑠のかけ合いが自然で時に微笑ましい。
そして何より過去パートの暑苦しくも清々しい画面の色彩温度が丁度よく、登場する役者たちの演技が何より素晴らしい。正直、現代パートのもたっとした感じをここで振り払っている感がしないでもない。
加えて、中井貴一の子供、門脇麦が雑な役回りにも関わらず、存在感がとても発揮されていてあまり違和感は感じなかった。
これまで何もしてなかった奴らが、過去の実績があったからといえ、いきなり県大会で優勝しちゃうなんて御都合主義も甚だしいけれど、やっぱり要所要所のポイントでは感動させられたので良い映画だと思います。
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