ジェニファー・ローレンスのブレイク前の作品。クロエ・グレース・モレッツが三女。救いようがない毒親はセルマ・ブレア。
自宅で売春をする母親と暮らす三姉妹。
母親のようにはなるまい、妹たちを守らねば、と必死にもがく長女アグネスの物語。監督の実話がベースという衝撃。
かなり重たいストーリーながらも淡々とした演出で描写もキツくなく、三姉妹のキャラもたっててなかなか好き。次女ビー役の女の子もかわいくてうまい。
こんなどうしようもない母親ながらも、とある最悪な出来事のあとバスタブから母を求めるアグネスのシーンは印象的。どんな過去があったにせよ本当に救いようがない母親だ。娘だよ。
次女も三女も家には帰れず時間をつぶす。
ポーカーハウスの子だとわかっていても救い出してくれる人がいない絶望。
ラストの三姉妹の「Ain't No Mountain High Enough」の熱唱がとてもいい。