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X-MEN:フューチャー&パストのTPのレビュー・感想・評価

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)
3.0
 ミュータントはあっという間にセンティネルにコテンパンにやられるし、1972年の時代で活躍するミュータントは限られているので、本作は、ミュータントの特殊能力を生かした戦闘ではなく、人類から疎まれる存在になるかならないかの瀬戸際を描いたドラマが中心の内容となっている。

 まず気づくのは、ミュータント滅亡の危機にある現代までの流れが、X-MENシリーズの1~3作の内容と整合が取れない点。もし1970年代前半からセンティネルが製作されているのなら、1~3作で描かれた2000年代は全く異なったはず。つまり、1~3作は、本作のX-MENの作戦によりセンティネル製造が避けられた後の話と解釈するしかない。しかしそうなると本作のある意味は??となってしまう。

 また、チャールズが酒浸りのダメ人間になっていたり、話を展開するために上っ面だけの性急な描写など、とってつけたような無駄な内容が多い。もう少しこれまでの作品を生かした内容にはならなかったものか。
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