しちみ

STAND BY ME ドラえもんのしちみのレビュー・感想・評価

STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)
4.0
地上波にて。

いや〜。なんでいい作品なんだろう。
実を言うと高校生になった今でもドラえもんの大ファンで幼い頃からアニメはドラえもん一筋の筋金入りドラえもんマニアでした。

それもあってか立体アニメでドラえもん!?と驚きつつ、ドラえもんは平面だからいいんだ!無理に時代の進化で立体になんてして!!と批判的な気持ちが公開当時は強く映画館に足を運ぶことはありませんでした…。

そして地上波で放送するということで興味本位で見てみました。号泣です。ドラえもんの中で人気のあるお話を抜粋して繋げて再編集して今回のお話が作られたそうですが全部個々で知っている話ばかりでした。ドラえもんの世界なんて現実では絶対にありえないし、アニメの中でも完全なるフィクションなのですがどうしてもドラえもんの世界観を今、自分が生活している中にも感じてしまう…。

映像はとってもとっても綺麗でカメラワークだったり細かい所まで原作・アニメを再現していてファンの私からするととても嬉しい事でした。
2Dの物を立体にして映像にすることは容易な事ではないらしく、スネ夫の髪型だったりのび太のメガネや色々と苦労に苦労を重ねた作品だそうで。

うーん、映画館まで観に行けばよかった。久しぶりに映画館まで観に行けばよかったと後悔した作品です。
しずかちゃんのお父さんが言うセリフは結婚前夜のお話を見た時からずーっと覚えていました。

私に結婚はまだ遠い話ですが、これから結婚する方、結婚をいざ迎えるとなった時にこの言葉を思い出したい。

『あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。  それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね。』

そしていずれ親になった時にドラえもんというただのアニメにしか過ぎない物を子供と見て泣き笑いしたい。
ファンから見た偏ったレビューですが悪しからず。
しちみ

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