MikiMickle

イコライザーのMikiMickleのレビュー・感想・評価

イコライザー(2014年製作の映画)
3.9
ホームセンターで働くマッコール(デンゼル・ワシントン)は、夜中のダイナーで娼婦の少女テリー(クロエ・グレース・モレッツ)と出会う。彼女は、本名と歌手を目指していることなどを語り、仲良くなるの。が、テリーが元締めのロシアンマフィアに酷い目にあわされている事を知り…

実はマッコールは引退し身を潜めていた元CIAだった。彼は「正しい事」を心に、昼間は人の良いおじさん、夜は成敗人となる‼ しかし、ロシアンマフィアたちに追われる事になるのだが、マッコールさんは正義のために、ひとり立ち向かう‼
というアクションバイオレンス映画♪

前半でゆっくりとマッコールの生活が写し出される。
異様なまでの几帳面さ、孤独さ、でも社会的にうまくやっている人あたりの良さ、また、その人の良さもある意味昔の自分を抑えるための演出なのかと思えたり。几帳面さは強迫観念によるものなのかとか、不眠症なのも心に闇があるのだろうとか、そういったものを丁寧に映像でみせます。
読んでいる本が「老人と海」や「ドン・キホーテ」「見えない人間」なのも、彼のこの先を示唆していて、うまい。切ない。

で、それまで押さえていた本質をついに破る時が来るわけです‼最初に元締めのところに行くんだけど、暴力でなくて説得しにいくの。で、話が通らず、ドアを何度も何度もバタンバタンとする。葛藤を感じました。

んで、その静かなる前半からのたがが外れたマッコールさんがとにかく強いwww
19秒で5人もやっつける‼
近くにあるものでどんどん悪いやつをやっつけていくわけです‼必殺仕事人なわけです‼これがまたすっごい楽しい♪
で、殺 したやつに「ごめんな」とか言っちゃう。この台詞も葛藤を感じる。

てのが前半。
ロシアンマフィアの刺客が現れます。こいつもなかなか不気味で、一見して紳士そうなんだけど、ロシアのタトゥーびっちりで頭もキレるし、静と動のはっきりとしたやばい奴。静と動はもちろんマッコールさんにも言えることで、この映画が面白いのはそこでもある♪


ラストのホームセンターでの戦い、まじで最高♪
スラッシャーホラーだわ! Viva DIY(笑)

冒頭のマーク・トゥエイン「人生で一番大事な日は2日ある。生まれた日と、なぜ生まれたかわかった日」。
彼は見つけたのです。
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