ユウジ

神さまの言うとおりのユウジのレビュー・感想・評価

神さまの言うとおり(2014年製作の映画)
2.8
クソ映画といえばで挙げられる作品の1つとしてあまりにも有名で、原作共に未見ではあるが散々な評価を受けてる事を知っており、且つどの程度の酷さなのか知りたいがあまりネタバレブログやレビューを散見するくらいには興味があった作品なのですが、ふと目に止まったので見てみました。
総評、酷いは酷いが俳優やマスコットのおかげでギリギリ見れなくはない映画。でした。

グロいと聞いていたが、グロが極端に苦手な自分には大丈夫な程度のグロでした。
断面やらはさすがに応えたけども…。
だるまさんがころんだというゲームで血がビー玉になってるというのは良い味付けだなと。

自分には演技の良し悪しはあまりわからないが、福士蒼汰さんの表情の演技がすっごいわざとらしいくらいの迫真で笑ってしまった。
最近のまともな演技を知ってると上達っぷりがすごいわかる。

染谷将太さんの贅沢な使い捨てや神木隆之介さんのサイコパスっぷりなど面白いかもと思える点はありました。個人的には染谷さん好きだったなぁ、一番印象に残ってるかも。

声優陣が豪華で驚きました。
トミーズ雅さんや山崎努さんハマりすぎてる。

THEデスゲーム漫画のキャラクターみたいなんが多すぎた。そういうのはちょっと白けるなぁ。
あと展開が全部「でしょうね。」って感想。
大口叩いたりクサイセリフを吐いた奴が5分後には死んでるのには笑いましたね。特にあのインテリメガネ。

・ストーリーやゲーム設定の雑さ
・心理描写の浅さ
・デスゲーム安定のご都合主義まみれの展開
・容易に見当がつく稚拙な展開とオチ
・あまりにも退屈な後半1時間
・2作る前提だったんかってくらいの謎の多さ(リリー・フランキーさんや大森南朋さんの正体やそもそもデスゲームが開催される理由とラストの神の存在に関して等)
に目を瞑れば、
映画として(シーンの見せ方等)は悪くなかったんじゃないかなって思います。

「ゲームのキャラがしりとりになってる」
から何?劇中で気付いたからといってどうすることもできないだろうに。
ユウジ

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