この作品、主役のルパン一味以外にアジア人キャストがメインに据えられ舞台となる国も様々。上映スタイルとして字幕版と吹替版があり、アジア方面の海外展開を意識した映画となっている。ストーリーとしては男同士の裏切りと友情をベースにしており中々の王道。アクションは見辛いが良い意味で荒唐無稽かつ勢いがある。メインキャスト陣はハマってるので作品として『ルパン三世』だと思えたし、程々満足出来る海外のアクション映画を観られたなと思えた。ただそのルパン一味が超人的過ぎてピンチになることがそんなになく、物語的なカタルシスは全く無かった。ただずっとカッコいいという意味でもあるので、気にならない人もいるかも。ルパン側をピンチにするには敵を超人にするか歳取らせるしか無いのかなと少し思った。
