はだ

チョコレートドーナツのはだのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
3.9
マルコの望んだおとぎ話のような
ハッピーエンドとはいかない切なさ…。
ただ多くの人の目に触れていてほしい映画ではある。
社会の理不尽さと、愛が沢山溢れてる。

マルコを見つめるルディの表情が
誰よりも柔らかくてお母さんなのよ…。

マルコの嬉し泣きでそっとルディが肩を寄せる場面、
ルディの歌と3人の幸せな暮らしの様子、
履歴書音源にキッスしておまじない、
マルコが歩いてるラストシーン、泣ける。
ルディの曲の歌詞と場面がすごく合ってる!

1970年代のアメリカが舞台。
今は沢山の発信を簡単に目に触れることができ、
マイノリティをマイノリティだという
境界を感じない世代に生まれてよかった。
まだまだ世界や全ての人が
そうじゃないのかもしれないけど。

意味のない差別や偏見がなければ
愛のある本質を尊重できたかも。。
今を生きる人がハッピーエンドでありますよう…
はだ

はだ