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チョコレートドーナツのkaineのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.8
苦しかった。

「正義などない」
どんなに苦しくて虚しいことか。

2人のパパは同性愛者で、子供はダウン症。

偏見のせいで正しい答えが見えない。れっきとして植え付けられた固定観念が、知らぬ知らぬのうちに膨れ上がって大きな束となり、何人もの命や心、幸せををことごとく奪っている。

法、ジェンダー、障害、差別
果たしてこれが正しいと言うのだろうか。

現代の課題がたくさん詰まってて
最後マルコが亡くなったことを手紙にして、同じ失敗を2度と繰り返されないように伝えたポールは素晴らしい。
でもこの悲劇は私たちの知らないところで
同じように繰り返されている。

ぜひ全ての人に見て欲しい実話。
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