Kentaro

フルートベール駅でのKentaroのネタバレレビュー・内容・結末

フルートベール駅で(2013年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

86分でここまでの要素と仕上がりを作り上げるなんてすごいです。。心打たれました。。


この事件は有名で僕も知っていました。そして結末を知っているからこそ、最後の娘との会話が儚くなります。
「外で銃声がするよ」
「家の中にいれば安全だよ」
「パパは大丈夫なの?」

事件が起こる日の一日を映した作りで、死へのカウントダウンのような見方をしてしまいます。余計儚くて涙が。。
色んな偶然が重なってしまって起きた事件ですよね。店であった女性がオスカーに気づいてなかったら。そこに刑務所にいた男がいなかったら。そして、オスカーが電車を使ってなかったら。
もしの過去を振り返ってしまう心がえぐられるストーリー展開で観ていて苦しくなりましたが、それ以上に生きることへ努力するための大切さ、時間の大切さがすごく感じられました。
キャストもみんな演技がすごくて、オスカーを演じたマイケル・B・ジョーダンとお母さん役を演じたオクタビア・スペンサーは特に凄まじかったです。

1時間半弱ですごく大切なものを吸収できる作品になっているのでとてもおすすめです。
Kentaro

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