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ヒューマン・レースのkuのレビュー・感想・評価

ヒューマン・レース(2013年製作の映画)
3.1
デスゲーム。

内容は、突如謎の空間に拉致されてきた80人の老若男女は、困惑しながらあるデスゲームに強制参加させられる。そのデスゲームとは、「学校・家・刑務所は安全地帯」「矢印に従わなければ命はなく、道を外れても命はない」「2周遅れてしまったり、草に触れたりしたら死ぬ」「さらにレースを拒めば命はない」という、理不尽極まりない命懸けの競走であった......というもの。

80人から1人の勝者を出すまで終わらないヒューマン・レース。性別も年齢も異なる人達がただひたすらに走るだけという内容がシンプルすぎて驚きました。一応、草に触れたり、トップに2周差つけられたら死ぬので、人を草地に押し込んだり、トップを妨害(殺害)しようとするシーンもありますが、8割は走ってる場面でしたね。

目的は理解できましたが、なんでこの80人なのか謎ですし、なぜレースなのかもよく分からないですね。80人が同じ街だとしたら、なんでその街が選ばれたのか。そもそも、他の人間は生きているのか。気になる部分は全て放置なので、見終わってもモヤっとします🙄

また、終盤で目的がわかりますが、話が大きくなりすぎててビックリしました。中盤で誰かが言っていた、「神の声が聞こえる」というのもあながち間違いではなかったんですね。それにしてもラストのシーンが気になる。もうちょっと続きが見たい😌

今作の見所は、『神さまの言うとおり』の1巻のダルマさんが転んだのように、首がぶっ飛んでいく所ですね。それ以外は特に...。最後に、影に隠れて出てきた人を草地へ押す作戦は、簡単かつ効率的で良いと思いました。あれを初見で避けられる人はいないですよ😓
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