そりっどあいぼりー

プリズナーズのそりっどあいぼりーのレビュー・感想・評価

プリズナーズ(2013年製作の映画)
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尺は長い映画だが、それに耐えうる緊張感を常に維持し続ける。犯人は誰か、娘の生死はどうか、展開は二転三転どころではすまない。中盤は、娘の命を救うことと、他人を痛めつけることへの葛藤を描いた重く哲学的な展開になっていくが、終盤は、良くも悪くもエンターテイメント路線に進み、強いカタルシスのあるラストで終わる。もう少し示唆的な終わり方ができたはずだが、うまく作品としてまとめられていたし、最近のサスペンス映画の中では一番面白いのでは。

追記:これを書いてから考えたのですが、ラストはもしかしたら主人公たちの選択が良いのか悪いのか、観客に委ねるためのものだったとしたら...いやそうに違いない!

そうだとしたら、ヤバいこれは傑作だ!となりました。