MotokiA

ジュラシック・ワールドのMotokiAのレビュー・感想・評価

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)
4.0
■ジュラシック・ワールド 2022/07/24

CMでモササウルスかっこいいなー…って思いながら結局観ていなかった作品。
ジュラシックパーク3の衝撃の直後に観たので非常に不安だったが、別物で安心した。というか口直しに連続視聴して良かった。

パークの時と比べていい感じに未来のシステム駆使している雰囲気でテーマパーク化されたジュラシックワールド。まあそうならないと物語が展開しないんだけど、ひどい危機管理体制。見事に崩壊しパニックに。。
これだけデカいスケールでめちゃくちゃやってくれる。
街中でTレックスが暴れるマグロ食べ食べゴジラ状態のロストワールド、謎の低予算映画化したパーク3から、原点回帰したのかもしれない。

野生と心を通わせ歩み寄ろうとする主人公に対し、野生や自然を管理・操作し道具として支配しようとするパークの人間、軍関係者や研究者。
命をデザインしようとする人間の傲慢が産み出し反逆の厄災となったデカレックス、人間の手に負えなくなった厄災は最終的に人間が支配した気になっていた自然、ノーマルレックス・ラプトル・モササウルスが鎮める。
人間の傲慢と自然の反逆というアリがちなメッセージかもしれないけど、そのあたりを重層的に色々な見せ方で一貫させて、エンタメ作品にしているのが凄く良かった。

ボスキャラのデカレックスが遺伝子操作で強化した化物だったので、パワーインフレさせすぎて続編大丈夫か…?とは思ったがそのあたりは期待もしつつ、後続作を観ることに。

ラプトルも調教してるとはいえ、一番懐いてるオーウェン的にもだいぶ危険という距離感も良かった。
最後は怪獣大戦争状態だったけど、モササウルス結構好きなので活躍してて良かった。
にしてもあいつデカすぎだろ。巨大生物図鑑に載ってたのあんなデカかったかなぁ…?ホオジロザメ柿ピーくらいのノリで食ってたし。

クレアがTレックスを誘導するとことか第1作のオマージュのショットがあったのも粋で良かった。
恐竜満載、近未来もあり、テーマもちゃんとしてる、アクションにロマンスもありエンタメとしてとても満足でした。
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