MikiMickle

オールド・ボーイのMikiMickleのレビュー・感想・評価

オールド・ボーイ(2013年製作の映画)
3.4
1993年、突然拉致されて、謎の部屋に監禁されてしまったジョー(←アル中のクズ野郎)(ジョシュ・ブローリン)。
監禁中、うつし出されたテレビで、妻が殺され、自分がその犯人とされている事、3歳の娘ミアは里子に出されてしまった事を知る。犯罪ドキュメンタリー番組でミアの姿を見て、娘への想いをつのらせるジョー。
それから20年後、突如として解放される。

自分を監禁した犯人は誰なのか、ミアはどこにいるのか………

復讐に囚われるジョーは、偶然出会った移動看護師のマリーと共に、その謎に迫っていく。


土屋ガロンの漫画「オールドボーイ」を原作とし、2004年のカンヌ審査員特別グランプリを受賞したパク・チャヌク監督の同名映画のリメイク。
監督はスパイク・リー。

韓国版OLD BOYは凄かった!!もう10年もたってるからはっきりとは覚えてないんだけど、とにかく凄かった!!!
痛々しさったらなかった!!暗くて重くてなんか、心にドーンときたなぁ……

で、今作、正直期待してなかったけれど、案外面白かった。韓国版に比べてあっさりしてるけど、そこそこ良いかな

逆に、サミュエル・L・ジャクソンがモヒカンってだけでなんかニヤついちゃったりして楽しかった
ジョーが20年間体を鍛えてるから強い強い バッサバサやっつけるシーンは結構スッキリ♪ お気楽アクションみたい

今回は、監督が社会派監督スパイク・リーだからそういった面で考えてみると、
テレビで映されるアメリカ20年間の歴史とジョックスだったジョーとの関連性がみてとれる。ジョー=アメリカというものなのかなと。一番先にジョーがボッコボコにする人たちが誰かってのもそれを示唆しているように思える。
ジョックス顔のジョシュ・ブローリンが主役ってのもナイスキャスティング。

オリジナルは越えられずです。全然。
怖さと痛々しさとバイオレンスが足りないです。
ちょっとリアリティーに欠ける。
MikiMickle

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