Ren

マッドマックス 怒りのデス・ロードのRenのレビュー・感想・評価

4.0
とても面白かった。暴力シーンが苦手なので、最初は恐る恐る観ていたが、物語に惹き込まれて、いつの間にか夢中になっていた。「種」、「血液および血縁」、「性別」や「障害」など、深く考えさせられるテーマがたくさん出てきて、見どころたっぷりの映画だと思った。もちろん、単純にアクション映画としても楽しめる。しかし、障害をもつフュリオサは片目が見えなくなり、新たな障害を負う。さらに、シタデルに置いていかれる女性もいるなど、「表象されることによって女性は不可視になっている矛盾した現象」がこの映画においても見られる。何かを達成するために、何かが犠牲になる。そして犠牲になるのはいつだってマイノリティだという問題が浮き彫りになっていると感じた。
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