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「エロ事師たち」より 人類学入門のdaitenのレビュー・感想・評価

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本能ダダ漏れ。エロとカネにまみれた貧しい世界で、勝手に生き勝手に死ぬ、泥臭くも狂おしい人たち。その生態をのぞき見する、“観察記”のような引いた画面が、粘着するように心に棲みついた。ずぶとい女は家をつぎ、男はあわれ、漂流の旅を続ける。今村昌平『「エロ事師たち」より 人類学入門』(1966)
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