TaroYamada

猿の惑星:新世紀(ライジング)のTaroYamadaのレビュー・感想・評価

3.0
TOHO日本橋スクリーン7、TCX×ドルビーアトモスで鑑賞、ドルビーのムービーは流れたが、TCXのムービーは流れず、TCXスクリーンがシネスコサイズの為、本作がビスタサイズだからか?

とりあえずの感想は…
①APEを描くシークエンス7割なので、特撮凄いなと感心しきり、まるで本物が演技しているみたい
②オーケストレーションで王道な重厚劇伴音楽がさすがハリウッド大作と思わせる…しかし、若干うるさ過ぎ
③ストーリーが70年代のファーストシリーズに比べ、とてつもなく矮小化しているのが気になる
④APEシークエンスが多過ぎで、APEと人間の親子関係の対比を描いたり、互いの愚かさを描きたかったのだろうが、尻すぼみになってしまった

結局、テーマが消え”猿惑”だけ描いていたら、技術の進化は凄まじく、リアルに猿が本当に演技している様に見える様になったものの語るべきものは消えてしまい、大コケはしないが安パイのシリーズ新作でしか無く成っていた
正に”仏作って魂入れず”な作品でありました