正義はどこにあるのか。
宮部みゆき原作の二部作。
全ての始まりはバブル崩壊寸前、ホワイトクリスマスの朝。
ある中学校の生徒の死体が発見される。
亡くなった生徒の、生前の、死後でさえも、何かを、誰かを、強く責め立てるような瞳。
それに触発されて動き出した歯車は止まらない。
全編通して大人に不信感を抱くような作りで。
「全部なかったことにして忘れればいいの?」という台詞が耳に残って離れない。
子供たちは思う。箱に入れられて守られたいんじゃない、全てを知った上で、自分の頭で考えたいんだよ。
「口先だけの偽善者」を辞めると決意してからの藤野さんの強い演技がとても良い。
今から後編見ます。