文学したい

ベイマックスの文学したいのレビュー・感想・評価

ベイマックス(2014年製作の映画)
3.4
戦隊モノになるのはさておき、それ以外の大筋は読めるし、展開的にも「いつものディズニーだな」という感じ。
公開当時の情報であまりピンとこないで見送っていたのですが、改めて試聴してみて、やはり自分には刺さらなかった。
ベイマックスをはじめキャラクターデザインはいいのだけれど、全体的に「どこかでみた何か」というのが強すぎた。そしてそれらがパロディの域を超えてくれずに不発になってしまっているように思う。
小ネタはとても上手で、例えばヒロがケアロボットのベイマックスに空手を覚えさせようとするシーンなんかはまんまマトリックスでクスリとしちゃう。
最も気になるのは例の研究発表会後のシーン。惨たらしくタダシを消し、ヒロの喪失感を煽り仲間との共闘という展開に持っていきたかったのはわかるが、事故の演出もうちょっとどうにかなったはず。あの雑な事故ならタダシも後から出てきそうな気がする、記憶喪失とかになって。……違う映画が始まりそう。
天才少年の背中にくっつくビニールマンの画はいいよね。
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