Chiaki

ベイマックスのChiakiのレビュー・感想・評価

ベイマックス(2014年製作の映画)
5.0
文句無しの傑作でした!
素晴らしい映画を本当にありがとう!!

元々私はヒーロー映画として期待していたので、ストーリー的には予想通りというか、期待通りでした。ただ映画自体は期待を遥かに上回りました!!

まず入りから一瞬で「コレ好き!!」と直感。見た目もデカくて如何にも強そうなロボットファイターに誰もが竦んでしまう中、わずか14歳のヒロが小さくて地味なロボットを持って挑むのですが、その瞬間にもう結果は分かり切ってるんですよ。ヒロが圧勝だって。
でもそのあるある中のあるあるが、正にヒーロー映画って感じでわくわくするんですよね(^○^)
更にロボット同士のバトルも、超見物ですよ!とにかくスーパー天才少年ヒロの登場に、オラわくわくすっぞ!!てな感じで始まります。(笑)

こんなにコーフンした映画は久々でした!本物のマーベル作品であり、真のヒーロー映画でもあることを伝えたくて、ネタバレ仕様にしてませんが、ここから先はちょっとネタバレ入ってくるので、嫌な方はUターンでお願いしますm(_ _)m





それからはタダシの完璧な兄貴像が描かれています。本当にタダシ良い人すぎて…。もちろん不慮の事故で亡くなってしまうことは知っていたのですが、想像しただけでも「本当に死ぬのかよぉぉぉお。゚(இдஇ )゚。」と、叫びたくて仕方ありませんでした。ただの優しい兄貴じゃなくて、ユーモアもあり、男らしいタダシが、前半のわずかな時間でぐいぐい自分の中に入り込んでくるんですよ。自分より(?)天才な弟を妬んだりすることは一切なく、むしろ弟のことを一番に考えて、道を切り拓いてあげる。
「クレイさん、それ、弟のです。」この台詞ぐっっっときました!!!!!流石兄貴ぃぃぃ!!(>_<)

よってタダシの死は、私の中で今年一番の悲劇ですよ。予告では「かけがえのない兄の死」って軽くあしらわれてるけど、なんというか…無念です。
仮面の男、じ、実はタダシ!?とか最後まで期待してましたからね。

そしてそんなタダシに負けないくらい素敵な個性を持った、科学オタクの4人も大好き(*´꒳`*) 誰が一番好きとか決められないけど、本当に僅かな差で、私はフレッドがお気に入り。あの笑いのセンスと、実はお坊ちゃまというギャップ。これもまたありがちなんだけど、そのありがちが好きです。お父様も、マーベルの神である、あの方だし…(笑)
でも、この4人組、観る前は別にそんな多勢出てこなくていいよー…なんて思っていたのに、むしろもっと活躍して欲しいくらいでした。


ベイマックスはすごく可愛い。ベイマックス2.0は、かっこ良すぎる。あのウイングでサンフランソウキョウを飛び回るシーンは圧巻。映像も綺麗で、コーフンが治らなかった。日本の戦隊物やロボットヒーローをリスペクトしてるって聞いたけど、本家越えしてるんじゃない…!? (でも日本のロボットとかはあまり知らないです。すみません^^;)
有名な、装備がポンポーン!と外れてしまうシーンは、カットされてましたね。

この映画、公開前からアメコミファンに"予告詐欺"なんて言われて、私はヒーロー映画が好きなので全然嬉しいけど、確かにディズニーなだけあって、「思ったより感動できなかった」という理由で評価低かったら悲しいなと思っていました。
しかし、私は別にあの日本の予告でも問題ないくらい、十分に泣ける映画だと思いました。実際ぐちゃぐちゃになるくらい泣いたし、AIの曲もめちゃめちゃマッチしていました。(個人的には日本語verの歌詞の方が、映画に合っているような気がした…)

それよりも私が詐欺だと思ったのは、「タダシがベイマックスを作った本当の理由とは?」みたいなナレーション。filmarksのあらすじにも最後にありますね。そんな真の理由みたいなのは無かった…(・・;)

私的にこれはヒーロー映画であって、それだけではない。本当に大大大満足の映画でした!なんかこんな幼稚な言葉でしか表せられないのが恥ずかしい(笑)

お正月にもう一度観に行きたいです(^-^)/
Chiaki

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