兄タダシの作った人工知能介護ロボット「ベイマックス」。私がイメージする人工知能ロボット=完璧という公式を崩してくれた。全く完璧じゃない。抱き着きたくなるぬいぐるみのようなフォルム、純白のボディ、シンプルなデザイン。
走って!というヒロに「私は走れない」と答えたり、タダシの死後二度目に会ったヒロの上に物が落ちるたびに「その痛みは「その痛みは「その痛みは「その痛みは10段階で言うとどのくらいですか?」という一回聞けばいいのに何回も律儀に聞いちゃう融通の効かなさとか、めちゃくちゃ狭いところで箱から出現した時の辺りを見回して動くけど大きなお尻で本全部落としたりするとことか嫌に人間らしくてかわいい。
ヒロがベイマックスにピシガシグッグ的なアレを教えてベイマックスが「バララララララ~」とヒロの真似するシーンがかわいい。常にかわいい。
途中からMr.インクレディブルっぽくなるんだけどベイマックスの可愛さも、ケアロボットとしての仕事もちゃんとするので、一瞬話に「??」と分からなくなるけどいい話には変わりないので。原題「Big Hero 6」だから元々そういう目線で作られてるんだなと理解した。
タダシのヒロへの愛情をどのシーンからも感じる事のできるお話。
劇場で観ればよかった~(´C_` )